五輪への思い「強くなった」＝浅田、高橋ら帰国―フィギュア

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）ファイナルでともに優勝した女子の浅田真央（中京大）と男子の高橋大輔（関大大学院）らが11日、ロシアから帰国し、成田空港で記者会見した。
　浅田は2014年ソチ五輪の会場で開催された大会を振り返り、「五輪に行きたいという思いが強くなった」。GPファイナルと同時期にドイツで開催された大会では、バンクーバー五輪金メダルの金妍児（韓国）が1年8カ月ぶりに復帰して圧勝。浅田は「たくさんの選手が復帰してくる」と話すにとどめたが、内心穏やかではないだろう。
　日本男子として初優勝した高橋は、「（結果は）すごくうれしいが、まだまだ。自分が王者の器になるには（技術が）足りない」と謙虚に語った。
　女子で3位に入った鈴木明子（邦和スポーツランド）は「悔しい思いを残して帰ってきた。全日本選手権で1年の集大成を見せたい」と気持ちを切り替えた。