＜フィギュア＞高橋、浅田らが帰国

拡大写真

メダルを手に笑顔を見せる（右から）浅田、高橋、鈴木＝成田空港で２０１２年１２月１１日午後０時５０分ごろ、藤野智成撮影

　ロシア・ソチで行われたフィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）ファイナルで日本勢初の男女アベック優勝を遂げた高橋大輔（関大大学院）、浅田真央（中京大）らが１１日、成田空港に帰国した。

　高橋はフリーで４回転ジャンプに失敗したことから「うれしさと悔しさと両方味わった。まだまだ自分のスキルはチャンピオンになるには足りない」と冷静に振り返った。

　４年ぶり３度目の優勝の浅田には、ＮＲＷ杯（ドイツ）で９日に優勝した１０年バンクーバー五輪覇者の金妍児（キム・ヨナ）＝韓国＝の復帰について質問が飛んだが、浅田は直接的なコメントを避け、「自分もそうだが、五輪は一度出ると、もう一度、出たいと思う舞台。４年に一度の舞台で力を出せるようにしたい」と、自らの演技に集中していく姿勢を示した。

　女子３位だった鈴木明子（邦和スポーツランド）は年末の日本選手権に向け、「この１年の集大成を見せたい」と気持ちを切り替えていた。男子２位の羽生結弦（はにゅう・ゆづる）＝宮城・東北高＝は、体調不良のため、報道陣の前に姿を現さなかった。【藤野智成】