待ち牌、捨て牌、役作りの麻雀戦略用語

• 地獄待ち

  自分の和了牌が捨て牌などですでに２牌さらされていて、残り１牌しかない単騎待ちのことを地獄待ち、または地獄単騎と呼ぶ。基本的には字牌の際に言われる言葉。残り１牌しかないと和了るチャンスが少ないように思えるが、逆に少ない故の油断から振り込んでもらえることも。

• もろひっかけ

  和了牌が、立直をかける際の捨て牌の筋であることをもろひっかけという。振り込まないために現物を捨てたいが手牌に現物がない場合、テンパイしている人の捨て牌からその筋の牌を捨てることが多くなる。それを利用し、筋の牌でブラフを仕掛けるテクニックである。

• 純カラ

  自分の和了牌がすべて捨てられていたり、鳴かれてなくなっている状態のことを純カラという。和了牌がないので、純カラ状態でテンパイしても当然和了ることはできない。

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• バカホン

  門前で作られた混一色を立てホン（３飜）という。これに対し、ポンやチーでかき集めて無理矢理作る混一色を無理ホンという。無理ホンは捨て牌で待ちがばれることも多いので迷彩をうまくかけたい。その無理ホンで混一色のみ（２飜）の手はバカホンと呼ばれる。

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• 棒聴（ぼうてん）・即リー

  役や守りなどを考えず、もっとも速くテンパイを目指す戦法を棒聴という。即リーは、テンパイしたらどのような手でも立直をかけること。棒聴と即リーはセットで使われることが多い。とにかく最速でのテンパイ・和了を目指してまっしぐら！　たとえばトップで迎えたオーラスで逃げ切るときなどに使う。

• 全ツッパ

  テンパイしている対局者の和了牌のことを一切考えず、自分の和了のために不要な牌であればなんでも捨てていくことを全ツッパという。危険な牌であろうと切っていくため当たられる可能性も高くなるが、通れば和了に近づくことができるノーガード戦法。
   

• 形テン狙い

  ノーテン罰符を払わないで済むように、役やフリテンの有無に関わらず、形だけテンパイすることを形テン（形式テンパイ）という。形テン狙いは、形テンになるように流局間際で鳴いたりすることだが、形テンを狙って振り込んでは何もならないので要注意。

• ベタオリ

  自分の手を崩してまで完全にオリることをベタオリという。麻雀に勝つには上がることもさることながら、振り込まないことがかなり大事。オリながらも和了を目指す打ち方は回し打ちという。
   

• 「棒聴、即リーで行こうと思ってたのに、親が立直してきたから中抜きでベタオリしようとしたらオリ打ちしちゃったよ！」なんて感じで使えばいいのかな？
  
  スラスラ使えるなんて上級者みたい！
  なんてもろひっかけには乗らないわよ〜。

• 中抜き

  ベタオリ状態のときに、手牌の中でできている順子の真ん中の牌を切ることを中抜きという。順子の両端の牌を切るのであれば両面待ちの形が残るので、まだ回し打ちすることもできるが、中抜きの場合には修復がより難しくなる。ベタオリの際の覚悟の捨て牌とも言える。

• オリ打ち

  オリ打ちとは、ベタオリをしているのに振り込んでしまうこと。オリていても現物以外を切らなければならないケースはあり、筋に無関係なシャボや単騎待ちに振り込んでしまうことはある。オリているのに振り込んだときのダメージは大きいので気をつけよう。

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