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【スポーツ】

箱根駅伝のエントリー発表

2012年12月11日 紙面から

 年明け1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(10区間)の各校エントリーが10日、東京都内で発表され、早大の大迫傑(3年)ら有力選手が順当に名を連ねた。3月のびわ湖毎日マラソンで学生歴代3位の快走を見せた出岐雄大(4年)を擁する青学大は、皇帝ことハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)イズムで初優勝を目指す。

 10月の出雲駅伝を制し、初優勝へ勢いに乗る青学大に、一足早いクリスマスプレゼントがあった。ゲブレシラシエが12月3日、スポンサーの紹介で寮にやってきたのだ。「フラッと来て、ミニ講演会をやってくれたんですよ」。チームを率いる原晋監督はうれしそうに明かした。

 1万メートルでアトランタ、シドニー五輪の金メダリスト、マラソンでは元世界記録保持者。そんなビッグネームからの激励だけでも学生にとっては十分うれしいプレゼントだったが、監督をさらに喜ばせたのは講演の中身だった。「強くなるには規律と目標設定、そしてハードなトレーニングって言っていたけど、それは自分が言っていたことと同じ。強くなるには万国共通なんだなって思った」。知らず知らずのうちに“皇帝イズム”を植え付けていたのだった。

 3年連続シード権に出雲駅伝初優勝、学生を代表する選手に成長した出岐にスーパールーキー久保田和真の加入と、初優勝への下地は整いつつある。そこへ注入された皇帝の教え。「最近青学が強い夢をよく見る。正夢はあるよ。40何年ぶりのシード権を取ったときもそうだったから」と原監督。トップで大手町に帰ってくるのも夢物語ではない。 (川村庸介)

 

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