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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【グラニュース】吉村、感傷より完勝 15日・天皇杯熊本戦2012年12月11日 紙面から
今季限りで名古屋グランパスを退団するMF吉村圭司(33)が10日、『ラスト瑞穂』の感傷を封印した。15日の天皇杯4回戦熊本戦と、23日の準々決勝は、11年間慣れ親しんだ瑞穂陸上競技場でのラストゲームとなるが、「それは個人の問題」と話し、自身の出場よりチームの勝利が最優先と強調した。また、クラブ側からスタッフ入りを打診されていたことも告白。現役にこだわり固辞したが、将来的には再びグランパスに戻りたい意向を明かした。 ぼたん雪舞う中で熱のこもったトレーニングを終えると、11年間グランパスの中盤を支えてきた仕事人は、あえて感情を抑え込むように言った。「瑞穂で出たい気持ちはあるけど、監督がチョイスすること。それは個人的な問題で、チームにとっては関係ない。チームの結果にしっかりこだわって、一つでも上に行けるようにやらないといけない」。周囲の期待もわかっているが、今季リーグ戦11試合338分という出場機会を考えれば、スタメンの可能性は低い。だからこそいつも通り淡々と、ベンチ入りに向けた準備を進めている。 クラブ側は、吉村の高い人間性を評価し、FW巻と同様に引退即スタッフ入りを打診していた。しかし吉村は「やれる限りやっていきたい」と納得するまで現役にこだわることをいち早く決断。J2の複数クラブが獲得に興味を示しており、「そういうパフォーマンスをできればというのはある」と、天皇杯で健在を示す必要も感じている。 ただ、「クラブもしっかりとした考えを僕に話してくれている。いつか戻ってきたい気持ちはある」と、引退後のグランパス復帰の希望を明言した。だからこそ、プレーできるうちは最後の1秒までチームの力になりたい。まずはこの1週間で指揮官のチョイスに入り、瑞穂での勇姿を披露する。 (宮崎厚志) PR情報
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