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【大リーグ】

イチロー、ヤンキースと1年契約 残留へ

2012年12月11日 紙面から

 イチ年契約で来季もピンストライプ−。イチロー外野手(39)=ヤンキースからFA=のヤ軍残留が今週半ばにも決定する見込みとなった。米放送局FOXスポーツ(電子版)など複数メディアが9日、球界関係者の話として近日中に1年契約で合意すると報じた。イチローをめぐっては代理人が複数球団からのオファーを示唆。他球団移籍の可能性もあったが、ヤ軍でプレーすることの喜びを知ってしまったイチローの“ヤ軍愛”は強く、以前からヤ軍との“再婚”が有力視されていた。

 一両日中にもイチローのヤ軍残留が両者間で合意に至る可能性が出てきた。FOXスポーツは「ヤ軍は今、イチローとの再契約に全力を注いでいる。いつ正式発表があってもおかしくない」という球界関係者の言葉を用い、“その時”が迫っていることを示唆した。

 39歳で来季の開幕を迎えるイチロー。契約条件は今季年俸1700万ドル(約13億6000万円)からの大幅ダウン(一説には500万ドル)、かつ単年契約という厳しいものになりそうだが、単年契約は40歳前後のベテラン選手に対するヤ軍の基本スタンス。来季開幕時38歳の黒田博樹も、同40歳の先発左腕ペティットも、同43歳の守護神リベラも来季も年俸の差こそあれ1年契約で、仕方のないところだ。

 イチロー、グランダーソン、ガードナーと主力外野手が左打者ばかりになることから、ヤ軍は右の外野手も新たに補強ポイントとしている。やはり再契約を狙うラウル・イバネス外野手(40)も左打者だが、指名打者(DH)としての起用を考えており、イチロー獲得がその妨げになることはないという。

 イチローをめぐっては早い段階から再契約による残留が有力だった。全体的にFA野手への各球団のアプローチが鈍かったうえ、ヤ軍が黒田らFA投手の引き留め工作を優先したため、後回しにされてきた経緯がある。代理人のアタナシオ氏が複数球団からのオファーをにおわせ、他球団への移籍を示唆した時期もあったが、イチローの心の針は一度もぶれず、ヤ軍からも待望の“ラブコール”が来たことで既定路線での決着となる見込みだ。

 

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