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球界最年長の中日・山本昌投手(47)が10日、日本ハム入りを表明した大谷に痛烈なジャブを放った。「(阪神1位の)藤浪くんもそうだけど、大谷くんも今のままじゃ無理」と、29歳年下の1位右腕は現状ではプロで通用しないと手厳しくジャッジした。
雪が舞うナゴヤ球場で元気に練習を行った左腕は、メジャー行きを翻意した大谷について「いい選択をした。18歳で(米国へ)行ったら分からないことだらけだし」とまずは歓迎。自身も入団5年目にドジャース傘下の1Aに留学した経験があり、米国での生存競争の厳しさを痛感しているだけに「いい素質は持っている。日本でやってくれて楽しみ」と、エールを送ってみせた。
ただ「勝負」となると話は別だ。大谷とは早ければ来季の交流戦で対決が実現するが、甲子園での投球をチェックした上での実力診断は「松坂とかマー君のレベルじゃないからね。プロに入ったら伸びしろをどこまで伸ばせるか」。過去に3度投げ合って1勝1敗の松坂、1度の対戦で勝敗がついていない楽天・田中を引き合いに出し、現状では「松坂、マー君以下」と判断している。
今季は10月19日のCS最終S第3戦で、巨人・宮国と26歳8か月という先発では史上最大年齢差の投げ合いを演じた。大谷と対決となれば一気に「29歳差」の新記録となるが「交流戦まで残っていたら大したもの」と、来季プロ30年目を迎えるベテランはどこまでも強気だった。
(2012年12月11日08時37分 スポーツ報知)