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2012年12月10日(月)

※富山県内のニュースです。


震災がれき試験焼却 雪が放射能濃度測定の妨げに
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 震災がれき試験焼却 雪が放射能濃度測定の妨げに

(2012年12月10日 19時07分)

 今週末に予定されている震災がれきの試験焼却後に土壌の放射能濃度を測定することになっていますが、雪のため、測定ができない可能性が浮上しています。

 富山地区広域圏は試験焼却後に、立山町の焼却場周辺の小学校や富山市の公共施設などあわせて12か所で土をサンプル採取して放射能濃度を測定する計画にしています。

 ところが今回の雪でいずれの測定地点も土壌が隠れてしまっていて積雪が放射能濃度の測定の大きな妨げとなっています。

 日本気象協会によりますと富山市大山の積雪量は、10日午後3現在で45センチ。

 また、11日午前9時までの降雪予想は山間部で20センチから40センチと県内は12日まで雪のふりやすい状態が続く見通しです。

 試験焼却を今週末に控えた富山地区広域圏は、現時点で試験焼却の日程は変更しない方針ですが、雪が積もっている状態での放射能濃度の測定は不可能なことから試験焼却の前までには、測定地点周辺を除雪するなどして土壌を出し測定可能な状態にするとしています。

 また、今月15日に試験焼却をする高岡市も焼却場周辺などでの土壌の放射能濃度の測定を計画していて、市では、雪の状況を見ながら測定方法を検討し予定通りの日程で試験焼却を進める方針です。

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