南極からの票届かず…通信状態悪かった、３３人分再送信へ

　南極海を航行中の南極観測船「しらせ」で実施された衆院選の不在者投票で、海上自衛官の「洋上投票」としてファクス送信した投票用紙の一部が、受信先の東京都中央区選挙管理委員会に届いていなかったことが１１日、分かった。

　中央区選管によると、届かなかったのはファクスを送った１１３人分のうち３３人分。通信状態が悪く受信に失敗したとみられ、総務省に問い合わせた結果、再送信してもらうことになったという。

　公選法には、不在者投票に関する規定の中で南極観測隊員らと外洋を航海中の船員らを対象にした制度がある。しらせでは９日に投票があった。