過去に戻りたい日本と未来志向の韓国、選挙から見えてきた両国の違い―英紙
Record China 12月10日(月)9時9分配信
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7日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「日韓選挙の違い」を掲載した。日本の総選挙と韓国の大統領選、2つの選挙から両国の違いが見えてくる。資料図。 |
2012年12月7日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「日韓選挙の違い」を掲載した。
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16日に衆院選を控えた日本、19日に大統領選を迎える韓国。日韓両国で選挙戦が盛り上がりを見せている。日韓の選挙を比較すると興味深い事実が浮き彫りになる。最終的な勝者とはならないにせよ、第三極がキャスチングボードを握っているというのは日韓が共通するところ。だが韓国ではより進歩的で未来志向のイメージを持つ安哲秀氏がその役割を担っているのに対し、日本では伝統的な政治サークルへの失望から右翼への人気が集まっている。
日本では今、懐旧ムードが高まっている。日本維新の会にいたっては懐旧の念を19世紀にまでさかのぼらせているのだ。そうしたムードの中、次期首相に最も近い位置にいる安倍晋三自民党総裁も、祖父・岸信介首相との違いを明確にする必要は感じていないだろう。韓国はまさに正反対。朴槿恵候補は父・朴正煕大統領の人権侵害を謝罪している。ある専門家は朴槿恵候補は父の墓に唾をはきかけねばならなかったとの比喩で説明している。
経済問題では、いかに富の再分配を実現するか、労働者を犠牲にした1980年代日本の二の轍をいかにさけるかが韓国の課題であり、日本はいかに経済成長を実現するかが課題となる。
最後に外交政策だが、韓国ではあまり重視されていないのに比べ、日本では大きな意味を持っている。中国が尖閣問題で強硬な立場に転じたことが、日本を右傾化させているからだ。(翻訳・編集/KT)
最終更新:12月10日(月)16時55分
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