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2012年12月11日11時11分

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停泊中の運搬船が爆発、1人死亡3人けが 大阪・大川

写真:爆発で大破した船=11日午前9時14分、大阪市北区長柄東3丁目、本社ヘリから、佐藤慈子撮影拡大爆発で大破した船=11日午前9時14分、大阪市北区長柄東3丁目、本社ヘリから、佐藤慈子撮影

写真:爆発で、大破した船=11日午前9時13分、大阪市北区長柄東、本社ヘリから、佐藤慈子撮影拡大爆発で、大破した船=11日午前9時13分、大阪市北区長柄東、本社ヘリから、佐藤慈子撮影

図:現場の位置拡大現場の位置

 11日午前7時8分ごろ、大阪市北区長柄東3丁目の大川右岸に停泊していた砂利採取・運搬船「成和丸」の男性船長(72)から、「船内でプロパンガスが爆発した」と119番通報があった。大阪府警によると、船内にいた60代の男性が死亡し、別の男性や船長ら3人が重軽傷を負った。府警が爆発の原因を調べている。

 都島署と市消防局などによると、成和丸の船内にいた男性(45)が頭にけがをするなど重傷、船長も軽傷という。近くの別の船にいた男性(60)も、爆発で飛んできた破片がぶつかり腰に軽いけがをした。

 成和丸は55トンで幅約6メートル、長さ約25メートル。船首付近にある操舵(そうだ)室の屋根が吹き飛び、室内にプロパンガスのボンベ(約5キロ)があったという。船の部品とみられる大型の金属片などが爆風で数十メートル離れたマンションや保育園まで吹き飛ばされた。府警は、操舵室内でガスを使って湯を沸かそうとした際、引火して爆発したとみて原因を調べている。

 大川の一部を管理する国土交通省淀川河川事務所によると、現場の船着き場には「府淀川土砂採取協同組合」(大阪市北区)の砂利採取・運搬船約20隻が係留されている。川にたまっている土砂をポンプでくみ上げて積む作業をする船で、成和丸も同組合に所属。事故当時は作業前の準備をしていたとみられる。

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