中部電力:電力使用率 今冬最大の97%に
毎日新聞 2012年12月11日 01時22分
中部電力は10日、管内の電力需要がピーク時(午後5時台)に2231万キロワットに達し、今冬で最大を記録したと発表した。供給力に対する使用率も97%と今冬最大。強い寒気が流れ込み、暖房利用が想定より増えた。供給余力を示す予備率は一時3.4%と、安定供給に最低限必要な3%をわずかに上回る水準まで低下。九州電力への電力融通を取りやめたり、火力発電所の出力をアップさせたりして供給を確保した。
11日は最大電力需要2180万キロワット(午前9時台)、使用率93%、予備率6.9%と予想。引き続き九州電力への電力融通を取りやめ、供給力を維持する考え。中部電は「無理のない範囲での節電をお願いしたい」と話している。【森有正】