 |
2012年12月10日(月) 20:20 |
|
 |
弁護士を示談書偽造で逮捕
弁護士のとんでもない不祥事です。 交通事故の損害賠償請求の裁判で偽の示談書を作り処理した疑いで、岡山弁護士会の弁護士が岡山地検に逮捕されました。 この弁護士は、賠償金を私的流用していたということです。
逮捕されたのは、岡山弁護士会所属の福川律美弁護士(65歳)です。 岡山地検などによりますと、福川容疑者は交通事故で息子を亡くした両親からの依頼で担当していた損害賠償請求裁判で、偽の示談書を作り処理した、有印私文書偽造などの疑いがもたれています。 この裁判は、実際は和解が成立していましたが、福川容疑者は両親に示談交渉中だと嘘をつき続けていたということです。 これについて岡山弁護士会は10日会見を開きました。 弁護士会は、福川容疑者について示談書偽造のほか、別の交通事故の損害賠償請求裁判でも判決文の改ざんを行ったとして、岡山地検に告発したことを明らかにしました。 福川容疑者は、この2件について受け取った賠償金を依頼者に支払っておらず、未払いの金額はあわせておよそ6300万円で、その中からの私的流用も認めているということです。 福川容疑者については、依頼者からここ3年で34件の苦情が寄せられていたということです。 今後、地検の捜査が進めば、弁護士会は横領での告発もする方針です。
|
|