男性殺害?:「花園神社で殴り殺した」男聴取 東京・新宿
毎日新聞 2012年12月11日 11時18分(最終更新 12月11日 11時34分)
11日午前4時半ごろ、東京都中野区中野4の路上で、警視庁野方署員が乗用車に乗った若い男に職務質問したところ、「花園神社で人を殴って殺した」と殺害をほのめかした。同署から連絡を受けた四谷署員が新宿区新宿5の花園神社に向かったところ、同5時ごろ、境内の参道脇でうつぶせに倒れているスーツ姿の男性を発見。男性は顔から血を流しており、既に死亡していた。同署は殺人容疑も視野に男から事情を聴いている。
同署によると、2人はともに20代後半で、知り合いとみられる。男性は顔に殴られたような痕があり、遺体はイチョウの落ち葉で隠されたような状態だった。発見場所から約30メートル離れた参道で血痕も見つかった。男の車からは凶器とみられるハンマーが発見された。
現場は東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅の北約300メートルで、近くに飲食店街がある。付近のビルの警備員は「午前1時半に参道の見回りをしたが異常はなかった。夜は神社でダンスや漫才の練習をしている若者がいる」と話した。【喜浦遊、松本惇】