井上、八重樫の次は名城とスパー「遠慮なくいける」

八重樫を相手にスパーリングで汗を流した井上（左）

　プロボクシング日本ライトフライ級６位（東洋太平洋同級９位）の井上尚弥（１９）＝大橋＝が、元世界王者との腕試しに期待を膨らませた。来年１月５日に東京・後楽園ホールで行うプロ２戦目に向け１０日、横浜市内の所属ジムで、同門の前ＷＢＡ世界ミニマム級王者・八重樫東（２９）との５回のスパーリングを公開。１２日に元ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者・名城信男（３１）＝六島＝とスパーを行うことが決まった。

　９月のプロデビュー戦で東洋太平洋ランカーを４回ＴＫＯで下したアマチュア７冠王。「同じ相手とばかりスパーリングをすると慣れが出てくる。他のジムの選手となら違った緊張感があるのでいい。遠慮なくいける」と容赦はしない。

　名城はプロ８戦目で世界王座を奪取し、２年前までＷＢＡ世界スーパーフライ級王座を保持するなど世界戦１０試合の経験があるベテランで、インファイトが持ち味。井上は２階級上のパンチ力を味わうかもしれないが、井上は「パンチをもらわない距離にいれば関係ない」と自信。八重樫と拳を交えたこの日も、終始押し込んだ。