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来年1月2、3日の第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、10区間=計217・9キロ)に出場する各チーム16人のエントリー選手が10日、発表された。連覇を目指す東洋大は、前回10区区間賞の斎藤貴志主将(4年)がメンバー16人から漏れた。都内で行われた会見で、酒井俊幸監督(36)は「調子の良さを比べてほかの選手より劣っていた」と層の厚さを見せつけた。“新・山の神”柏原竜二(23)=富士通=が抜けた穴は、自慢の総合力で埋める。
史上初の往路5連覇、そして2度目の連覇達成へ。王者が決断した。前回10区で区間賞を獲得し、史上最速となる10時間51分36秒で優勝のゴールテープを切った斎藤主将をメンバーから外した。
斎藤は11月の1万メートル記録会で29分14秒57と自己ベストを記録。上り調子だったが、酒井監督は「斎藤以上に調子がいい選手が多かった。本来なら外したくないが、メンバー選考は公平にすべき」と決断。この日の朝、埼玉・川越市内の寮でメンバー16人を発表し、斎藤に「お前は17番目だった。主将としてチームをサポートしてほしい」と伝えた。涙を流し、悔しさを押し殺していたという。
斎藤は今回の箱根駅伝の告知ポスターでも、前回のゴール場面が掲載されたチームの“顔”だ。東洋大では07年以降、前回の柏原竜二を除く主将が本戦を走れないジンクスが復活した形。厳しい決断にも見えるが、東洋大の戦力が充実している証しでもある。
双子のエース設楽啓太、悠太(3年)を中心に1万メートル28分台の選手が4人。「16人のメンバーは1人あたり2区間くらい想定している」と酒井監督。全員が区間を任せられる水準だ。柏原の“後継者”として注目される5区山上りについても「柏原と同じとは考えないが、ブレーキがなければすべての区間で3位以内を狙える」と自信を持つ。
史上初の往路5連覇と2度目の連覇へ向け、16人のメンバーが固まった。斎藤はメンバー漏れを聞いた後、09年度の主将だった釜石慶太さん(仙台育英高教員)に電話で「主将としてできること」を聞き、メンバーを支えると誓った。「今回は全員で勝ちにいく。柏原世代からの脱却がテーマ。一気に弱くなったと言われたくない」と酒井監督。非情の決断でチームをまとめ、引き締めた。
(2012年12月11日06時02分 スポーツ報知)
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