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山本太郎氏 三宅氏応援「している場合じゃないんですが」

山本太郎
三宅雪子氏の応援に駆けつけた山本太郎氏
Photo By スポニチ

 衆院選は10日、16日の投開票日まで1週間を切った。東京8区=杉並区=から立候補した俳優の山本太郎氏(38)は千葉4区=船橋市=に入り、日本未来の党公認の三宅雪子氏(47)を応援。政党の公認や推薦もない無所属にもかかわらず、他党候補の応援のため選挙区を離れるのは極めて異例。「他人の応援をしている場合じゃないんですが…」と自虐的に話す場面もあった。

 正午すぎ、山本氏がJR西船橋駅前に姿を見せると、歩み寄って出迎えた三宅氏と熱く抱き合った。マイクを握ると「自分の選挙区を空けて他人の応援に行くなんて普通はありえないことらしい。でも、三宅さんの応援だけは絶対行くと決めていた。選挙事務所とケンカしてここまで来た」と強調した。

 共通するのは「脱原発」の主張だ。三宅氏は千葉4区で野田佳彦首相を相手に戦っており、山本氏は「3・11以降の最悪な状況を作り出した戦犯が野田さんだ。この首を取れるのは三宅さんだけ。皆さん、力を貸してあげてほしい」と訴えた。

 また、自身が東京8区から立候補した経緯について「本当はここ(千葉4区)から出ようと思っていた。三宅さんが出てくれたので、自分は石原ファミリーを倒そうと考えた。石原ファミリーは原発を推進してきた自民党の象徴だ」と説明。自民党の石原伸晃前幹事長に照準を絞ったという。

 ともに以前から簡易投稿サイト「ツイッター」で脱原発に関するメッセージを発信しており、サイト上では「フォロー(登録)し合う」友人関係にあった。この日が初対面だが「初めて会った感じがしない」(山本氏)、「ずっと知っているという感じ」(三宅氏)。公示後、山本氏が秘書を通じて三宅氏側に応援を打診したという。

 山本氏はこの日、三宅氏のほかに都内で「未来」の2候補の応援に回った。選対幹部は「一人でも多くの“脱原発候補”に当選してほしいと考えている」と代弁。山本氏は「党じゃない、人なんですよ」と述べ、三宅氏は「ご自分の選挙もあるのに感謝、感謝です」と恐縮しきりだった。

 東京8区からは、民主党の円より子元参院議員(65)、共産党の新人上保匡勇氏(28)も立候補。千葉4区からは、自民党の元職藤田幹雄氏(44)、共産党の新人斉藤和子氏(38)が立候補している。

[ 2012年12月11日 06:00 ]

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