藤村長官ミサイル発言 自民・安倍総裁「辞めてもらわなければ」
衆議院選挙の公示後、初めて地元入りした藤村官房長官が、北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射予告について、「さっさと月曜日に上げてくれるといい」と発言し、波紋を呼んでいる。
藤村官房長官は、地元で記者団から再度の地元入りの可能性を問われ、「要は、北のミサイルがいつ上がるかですわ。さっさと月曜日、上げてくれるといいんですけど」と答えた。
その後、発言が報道されると、藤村官房長官はあらためて記者団に対し、釈明した。
藤村官房長官は「一部、舌足らずで誤解を生じるとすれば、それは訂正、おわびをしたいと思います」などと述べた。
今回の藤村官房長官の発言に対し、野党からは批判が相次いだ。
自民党の安倍総裁は「こんな発言をする官房長官、直ちに辞めてもらわなければいけません」と述べた。
公明党の山口代表は「(日本政府は)打つなと、こう言ってるのに、早く打てばいいと、まるっきり反対のことを言う。官房長官の資格がないと思いますね」と述べた。
これに対し、野田首相は「言葉足らずのところがあって、そのことについては、きちんとおわび、訂正している」と述べ、問題視しない姿勢を示した。