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“天下り役員”の割合が最低に12月8日 4時12分
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独立行政法人など公益法人の役員のうち、国家公務員の出身者、いわゆる天下りの占める割合は、ことし10月現在で6%となり、公募による役員の選考が進んだことから、調査を始めた平成14年以降最も低くなったことが、総務省の調査で分かりました。
総務省は、国家公務員の再就職の状況を把握するため、独立行政法人や特殊法人などの公益法人のうち、271法人について、ことし10月1日現在で、役員に占める国家公務員の出身者いわゆる天下りの割合を調査しました。
その結果、これらの法人の役員3382人のうち202人が国家公務員の出身者で、役員全体に占める割合は6%と、調査を始めた平成14年以降最も低くなりました。公益法人の役員に占める国家公務員の割合は、平成14年の25%が最も高く、それからほぼ4分の1に減ったことになります。
これについて総務省は、「公益法人の役員を公募で選考する仕組みが導入され企業などからの登用が進んだことが天下りの減少につながっている」としています。
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