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橋下市長に反論! 吉見義明さん語る〜「強制連行」はあった(12年10月) |
橋下市長が8月21日の記者会見で「(吉見さんが)強制連行の事実までは認められないと発言している」と述べたことについて、吉見義明さんは「事実無根」として、市長との面談を求め10月23日、大阪市役所を訪ずれました。しかし、市長は前もって訪問の意思を伝えたにもかかわらず、その場には現れませんでした。担当者との面談で吉見さんは抗議声明を提出、文書による回答と、公開の場での謝罪を求めました。そしてその後、市政記者クラブにて記者会見を行いました。
夜には<日本軍「慰安婦問題・関西ネット>主催で緊急講演会『橋下市長に反論!吉見さん語る〜「強制連行」はあった〜』で講演をされました。市長が強制連行の有無を問題としながら、被害者が性奴隷として使役された点について触れず、「管理した」と述べている点など、ひとつひとつ明確に反論しました。大変わかりやすいお話で、吉見さんの誠実さが伝わりました。
吉見さんの講演録を載せました。ちょっと長いですが、ぜひお読み下さい。「強制連行」はあったし、「強制連行」が「慰安婦」問題の本質でもなんでもありません。慰安所で組織的にレイプされる苦しみを、被害者の苦しみを、誰が否定できるでしょうか?! |
〜 ハルモニのことば 〜
「学ぶことで歴史が正される」
吉元玉ハルモニ
ビデオレターですが、こうやってまた会えてうれしいです。
頻繁に直接会って喜びを分かち合えればいいのですが、映像で失礼します。
皆さんが「戦争と女性の人権博物館」建設に協力いただいたおかげで、無事に開館しました。これからもうまくいくようにたくさん広報してください。多くの人が関心を持って博物館を訪問してくれることを願っています。
いつもウォノクが話すと「皆さんに助けて欲しい」「参加して欲しい」ばかりでしょ。他に何もありません。皆さんよろしくお願いします。
それから金福童ハルモニと私とでナビ基金をはじめました。
これにも協力してくれることは知っています。これからもより一層協力をお願いします。
運動が20年と言いますが、私たちにとっては70年間胸を痛めて今日まで来ました。とても辛い道のりでした。私たちがもっとがんばればいいのだけれど……。だから後援するにも足りず申し訳ない気持ちですが、皆さんが助けてくれると有り難いです。
もうひとつお願いがあります。
我が民族の学生が日本の朝鮮学校に通っています。
ところが日本政府はなぜその学生たちを支援しないのでしょうか。
学ぶことで歴史が正されるのです。
政府や民間が心を合わせて学生に教えることで、未来が明るく開けるのです。
歴史を正しく知らなければ、どうやって生きていくのですか。
私たちが何も知らないといっても、ある程度の歴史を知るべきです。歴史を知らないと愚か者になります。学生たちがしっかり勉強できるようにしてください。子どもたちはしっかり学ばなければ。学ぶことでしっかりと生きていけるのです。
皆さんが朝鮮学校を支援してくださるよう、お願いします。
2012年6月10日
集会「ハルモニの希望こそ平和への道」より
吉元玉ハルモニのビデオレター
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