現在のような混沌とした世界では急落、急伸、さらにはレンジ内でのランダムウォークと難しい相場で投資家を悩ませます。
いっそのこと下落でもトレンドが出ている方が投資はしやすいと思います。
では、トレンドが出ていない相場ではどのように投資をすればよいのでしょうか。
例えば金の取引で仮に下限1,700ドル、上限1,750ドルでのレンジ相場に入っていたとします。その場合買いは1,700ドル近辺で拾い、売りは1,750ドル近辺で行うこととなります。( もちろん売りから入ることも可能です)1,700ドル付近で買う時にも下がっている途中での買い( 逆張り) なのか、反転してから買い( 順張り) なのかという問題もあります。
レンジ相場であれば反転が確認されてから買い( 売り)を入れたほうがそのレンジを超えてしまうリスクは少なくなるでしょう。
このとき大切なことはレンジ相場がいつ終わるかは誰にもわからないということです。いつ終わってもいいように保有したポジションには必ず逆指値を入れておきましょう。
このときなるべく1,700などの区切りのよい、節目に逆指値は入れないほうがいいでしょう。1,700などの区切りのよい数字やレンジ内の上限、下限は心理的な節目になっていて多くの注文が入っている場合が多いので一気に突き抜けるような相場になると思わぬ値段で注文が成立してしまうかもしれません。心理的節目からは数ポイントずらしておくとよいかもしれません。
レンジ相場が続く限りは1,700ドル付近買い、1,750ドル付近売りという方法がとれますが1,700ドル付近で買ったポジションを1,750ドル付近で決済したときのそのまま逆のポジションを保有することも考えられます。(ドテン売り)あくまでこれは一つの考え方に過ぎないので実際の相場では急変等に対し、臨機応変に対応できるようにしておくことが大切です。
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