日本未来の党・嘉田知事発言
日本未来の党、嘉田由紀子です。まだ生まれたばかりの未来の党です。私たちが求めるのは、右で左でもない、未来への安心を埋め込んだ日本社会です。今、日本には大きな三つの不安があります。一つは3.11以降、原子力発電所の不安。日本の美しい水と緑とふるさとを壊してしまった、この原子力発電所政策から卒業をする。そのプログラムを確実に出させていただきます。そして、日本のふるさとを取り戻すことで、自然の力を取り戻すことで、未来の安心を埋め込みます。
(※)栗東RDエンジニアリング産廃埋設問題で、栗東市の広域地下水系の汚染を知りながら、予算をケチって放置していたのは嘉田知事 。
琵琶湖以外の生活環境問題にはあまり興味がないのかもしれない。原発も未来のためにどう卒業するのか、具体的に教えてほしい。
二つ目の安心は、人の力を活かしてゆくことです。子供、若者、女性、声なき声を拾いあげながら、全員参加型の社会を作ってまいります。そのために大事なのは、仕事づくりです。今、若者の不安定雇用、そして、子供を抱えながら仕事がしたくてもできない女性たちにしっかりと子育て支援を行いながら、同時に女性の社会参画、意思決定の中核に女性をすえてゆきます。そのことによって、人口減少社会へのリスクを回避することができる。人の力を活かす未来への安心です。
(※)滋賀県の「県民の声室」は、県民の声を拾い上げてくれなかった。「座布団ミーティング」も知事のお墨つき団体しか許可してもらえない。全員参加型でなく、賛同者限定参加型の社会では・・。
三つ目は、中央官僚制度、中央集権制度の打破でございます。私自身、6年間知事をやってまいりました。霞が関で見えないことがたくさんある。無駄遣いも多いです。そして本当は、それぞれの地域ごとに持っている知恵を生かしたら、安く早く確実にできる政策が、残念ながら中央集権でできておりません。地域の力を生かす、このことで、日本全体の未来への安心を生かしていきます。そして、最後には防衛外交です。日本の誇りを生かした……。
(※)無駄を省くなら、議員定数削減と官僚の天下り廃止でも掲げてほしい。後で出来なかったと言われないためにも、具体的施策を一切言わないところが、長年知事をやって会得した技だろうか。
日本未来の党・嘉田知事:
日本未来の党は、現状における消費税増税には、凍結でございます。まず、不況下における増税により、より経済が悪化するということがございます。今やるべきことは歳出を徹底的に削減をし、無駄をなくすことでございます。
(※)無駄を省くなら、震災後の財政難に13億円をかけて、当事者や地域が反対している医療観察病棟の建設も止めるべき。
私は地方自治をお預かりして、よく分かるんですが、霞が関で決めた予算というのは、本当にいろいろな無駄が含まれております。
たとえば水害対策で「400億円のダムをつくれ」。これをたとえば滋賀県でしたらば、10分の1で、40億円で同じ水準の水害対策をしました。
(※)南部豪雨災害があっても治水予算は出さない。ダム予算は出せるけど・・・と言っている滋賀県は?? しかもダム建設容認!最初に言っていた「脱ダム」はどこに消えた??
ですから、無駄を省く。合わせて「稼ぐ力をつける」。地域の中で、女性、若者。特に子育て中の女性、今、340万人が仕事を欲しがっております。この方たちが、望み通りに仕事についたら、7兆円の内需が拡大できる。女性と若者の稼ぐ力をつけることによって、内需を拡大し、元気な経済を内側から作ることが重要だと思っております。
日本未来の党・嘉田知事
日本未来の党は、現状におけるTPP参加は反対でございます。ひとつは情報がまだ不十分であるということ、国民的議論が十分なされていないということです。もちろん、自由貿易、FTA、EPAによる、それぞれの製造物、あるいは農産物の行ったり来たりによって、私たちの暮らしは豊かになる面があります。しかし、今皆さんからのご意見がございますように、TPPは単なる自由貿易協定ではありません。既にご指摘のように、食料の安全基準、あるいは医療、保険など、すべての分野における生活の仕組みを押し付けられる、という協定でございます。そういうところにおいて、自分たちの未来への安心を埋め込むためにも、今ここでTPP交渉に参加するのに、わたくしたちは反対という立場をとらせていただきます。
日本未来の党・嘉田知事
「私は小沢さんを尊敬している。小沢さんは地域を大切にする。今までの政治家は小沢さんを自分のために利用した。私は国民のために利用する。」
(※)嘉田知事が尊敬している岩手出身の小沢さんは、震災後、東北人のために何をしてくれたのだろうか。
嘉田知事は「地域」を大事にするどころか、いろんな「地域の声」を無視。「 利用する」という言葉だけが、本音では。考えが根底になければ、言葉に出ない。