崇をめぐる3人の女たちを演じるのは、母親・三奈役を真野響子さん、婚約者・尚子役を上原美佐さん、元恋人・宣子役を小池栄子さんが熱演。実力派の女優たちが揃い、金と権力を手にするための攻防をリアルに演じています。そんな女性たちを前に、北村さんはどんな演じ方を心がけているのか伺ってみました。
――崇を取り巻く3人の女たち。すごくエッジが効いていると思うんですが、それぞれのキャラクターをどのように感じていますか?
本当にまったく違うキャラクターで、それぞれにとても魅力的でもあり、怖くて、面白い(笑)。本当にキャラが立っていますよね。だから、一人ずつ関係性を変えて演じるようにしています。
――具体的にはどのようにしているのですか?
母親に会う時は、親子なんですけどきちんと礼儀から入ったり、婚約者の尚子との距離感もそうですし、小池さん演じる宣子には、やっぱり10年間付き合ってきた関係性をチラッと出したり。些細な部分ですけど、そういう距離を感じてもらえるようにお芝居をしていますね。
――3人の女性の中でも、一番個性が強いと感じるキャラクターは誰でしょう?
最初は宣子がすごくエッジが立って見えましたが、それぞれ恐さが違うし、強さやしぶとさも違いますね。ただ崇にとっては、やはり母親だと思いますね。
――このドラマには、いわゆる普通の穏やかな女性はあまり登場しませんよね。
そうですね。尚子が一番穏やかに見えますが、淡々とした、揺るがない強さを持っている。それは宣子が持っている、しつこさやしぶとさとは違うんですけどね。僕自身は、攻撃的な宣子や母親はすごく苦手で……。もちろん役ですよ(笑)。テストの時なんかも、ガッと言われると、「そんな大きな声出さなくてもいいじゃない」と思いますよね。もし僕自身がこんな人たちの間に入ったら……、耐えられないです(笑)