アスクルのお問い合わせセンターには、1日当たり5,000~6,000件、繁忙期には約10,000件のお問い合わせをいただいています。アスクルでは、その1つひとつの「お客様の声」を商品・サービスの改善・進化の機会と捉え、お客様の立場に立った改善活動に取り組んでいます。
- お客様の声の共有
- そのための試みの1つとして、2006年6月から、イントラネットに「シンクロハート」という社内サイトを設置し、お問い合わせセンターに寄せられるお客様の声を社内に共有しています。「シンクロハート」には、お客様からいただいたご意見やご要望が、分野別・課題カテゴリー別に掲載されており、合わせて、担当者からのコメントや対応状況などもリアルタイムに共有できるようになっています。こうしたイントラネットでの情報共有に加えて、社内SNSでTwitterコメントを共有する、お客様からの直筆のお手紙を社内に掲示する、音声として聞く場を設けるなど、社内の一人ひとりがお客様の声を意識し共有するためにさまざまな取り組みがなされています。
- 改善活動へ
- さらに「お客様の声」を活かし、ご期待に応えるため、「改善ミーティング」を週次で開催しています。このミーティングは、いただいた「お客様の声」の内容と背景について協議し、改善につなげることを目的とし、お問い合わせ部門のほかに、物流部門や営業関連部門などの各担当者も参加しています。「改善ミーティング」では商品・サービスを含むさまざまな課題を集約・検討するとともに、現場レベルでのタイムリーかつ緻密な改善策の実施や展開に取り組んでいます。
一方、現場での解決が難しい長期的・複合的な課題については、内容に応じて、執行役員会など上位機関へもお客様の声と課題を共有しています。必要な場合は、投資検討などを含めた全社横断的な改善活動へと展開させています。
アスクルは、今後も「お客様の声」を重要な1つの起点として、より一層のお客様満足度の向上、商品・サービスの改善と進化に取り組んでまいります。