DVD＆ブルーレイが17日に発売された映画『アーティスト』の記念イベントに、宣伝部長としてあの田原俊彦が登場すると聞きつけた我が編集部。こりゃ見過ごすわけにはいかねぇと虎ノ門・ポニーキャニオンまですっ飛んできました！　ちなみに同社は、Sexy ZoneとA.B.C-Zの所属レコード会社でもあり、もっと前は嵐も所属していた、まさにジャニーズのホーリースポット。こんなことでもないと入れない聖地に呼んでくれて、トシちゃんありがと～！

　イベントスペースの片隅にある控え室から地味～に登場したトシちゃん。元ジャニーズというフィルターを通して見ても、覇気のなさとドンヨリ感は拭えなかったわ。「目の前にいるのは伝説のジャニーズ」と己に言い聞かせても、一向に湧き上がらない感動……。ご覧とおり、トシちゃんのお顔も強ばって表情もお疲れモードよ。

　この日登場したのは、トシちゃんとプロフィギュアスケーター・澤山璃奈、『アーティスト』劇中に登場する犬・アギーのそっくり犬。トシちゃんはシェットランド・シープドッグを2匹も飼ってるのに、アギーを触るのには及び腰で……。でも、本領発揮はトークだから！　そう、トシちゃんの持ち味といえば、ダンスでも歌でもなく「冗談」であることはサイゾーウーマンでは周知の事実。どんなに少年隊・ニッキ（錦織一清）がウィットの利いたオヤジギャグを飛ばそうとも、フリースタイルで冗談を飛ばせるトシちゃんを前にしては、小賢しいだけ。そんなトシちゃんの並外れたトークセンスは既にお伝えしたとおりだけど（既報）、この日も絶好調でした（はあと）。

　映画の感想を聞かれれば、「オレ2回寝たけどね」と答え（ちなみにブログでも「観ながら2、3、寝落ちしそうになりました」と記述）、澤山が話しているのを遮って「色黒くねぇか？」と話しかけたり、真面目に進行していた司会・有村昆に向かって「有村、ちゃんとしろ！」と突然ゲキを飛ばして笑ったり……。その度に会場が凍てつく快感にゾクゾクしちゃった！　

　それでも、尊敬するアーティストについて聞かれると、「この世界に入って、お世話になったジャニーさんにジャクソン5のオープンリールを見せてもらって。マイケルは心の中のお師匠さんです。顔も色も変わっていくところもありましたけど、マイケルはオレにとって“1人ディズニーランド”」ってちゃんとしたこと答えてましたよ。もう、トシちゃんの口から「ジャニーさん」て聞けただけで、感無量！　取材終了！

　正直いうと、毛髪と頭皮の透け感ばかりが気になっちゃった生トシちゃん。「僕なんて、一年先は真っ暗闇ですから！」（ブログより）と刹那に今を生きるトシちゃんこそ、今のジャニーズタレントの安定志向に一石を投じる存在かもね～。トシちゃん、がんばって！