
この「お城の動物園応援隊」は、平成20年度わかやまの底力・市民企画提案実施事業として実施した事業が母体となっています。21年度からは「お城の動物園応援隊」、23年度からは「わかやまフレンZOOガイド」として、和歌山市の宝でもあるお城の動物園を市民の手で盛り上げようと活動を進めています。
参考までに、平成20年度の事業概要は以下の通りです。
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事業目的
既存の地域資源を市民・NPO・行政が一体となって見直し再評価することでまちの魅力向上と各セクターの力量の向上を図る。
◆ 実施内容
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事業概要
当事業からお城の動物園応援隊が結成され、応援隊を中心に行政や市民・学校・企業・NPOなどが得意な分野で参加し、フォーラムや動物ガイド養成講座・環境学習プログラム・来園者が気軽に楽しめるイベント(市民ZOOフェスティバル・絵本の読み聞かせなど)を実施。
2 事業の内容
①動物たちの名前大募集
ア)開催日 : 平成20年4月1日~5月10日
イ)参加者 :
1547人
ウ)内 容 : まだ名前がついていない5種類の動物の名前を募集。応募用紙を園内に設置し記入してもらう。第1次選考は各世代の市民ボランティアで第2次選考は飼育員、最終決定は6月に開催するフォーラム参加者の投票で確定。
② お城の動物園クイズラリー
ア)開催日 : 平成20年4月4日~6日及び5月5日
イ)参加者 : 景品交換数 120人
(回答用紙配布枚数…700枚)
ウ)内 容 :
4月4日から6日まで園内及びロイネットホテル1階に動物クイズのパネルを計6ヶ所設置し、その答えを解答用紙に記入してもらう。5月5日にホテル1階で解答用紙の答え合わせをし、景品と交換する。
③ わかやまフレンズパークプロジェクト実行委員長 任命式
ア)開催日 : 平成20年5月6日(日)
イ)参加者 :
600人
ウ)内 容 : アンケートによってベニーちゃん(ツキノワグマ)が実行委員長に選出され、大橋市長から任命書を授与された。
④ お城の動物園フォーラム「ニッポンの元気な動物園には元気なNPOあり!!」
ア)開催日 : 平成20年6月14日(土)
イ)場 所
: 和歌山市男女共生推進センター みらい 6階ホール
ウ)参加者 : 70人
エ)ゲスト : 多田
ヒロミ(旭山動物園くらぶ(当時)代表)・松本 朱実(元多摩動物園動物解説員 動物教材研究所pocket 代表)・前嶋
弘樹(和歌山動物園飼育員)
オ)内 容 : 講演及びゲストによるパネルディスカッションを実施
「動物園から始まるやさしいまちづくり」 多田
ヒロミ
「知ってみよう!お城の動物園」松本 朱実・前嶋 弘樹
「まちを元気にする動物園の魅力とは」
ゲストとわかやまNPOセンタースタッフ
⑤ 市民動物ガイドボランティア養成講座
ア)開催回数 :
5回(7月26日、8月9日・23日・30日、9月13日)
イ)参加者 : 延べ69人(市民12人の動物ガイドが誕生)
ウ)講 師 : 松本
朱実(お城の動物園応援隊メンバー)・竹本 俊幸(動物園管理事務所)
エ)内 容 :
市民による“お城の動物園”の動物ガイドボランティアの養成講座を企業の協賛で実施
⑥ 市民動物ガイドボランティアの実施
ア)開催回数 :
6回(9月21日、11月8日・23日、平成21年2月11日、3月21日・28日)
イ)来園者 : 390人(6回の合計)
ウ)内 容 :
養成講座受講者が担当動物を決めてシナリオを作成。動物の生態だけでなくお城の動物園ならではの話を交えて来園者にガイドを行う。
⑦ 市民ZOOフェスティバル
ア)開催日 : 平成20年9月20日・21日
イ)来園者 : 5000人
ウ)内 容 :
第1回市民動物ガイドボランティア・“お城の動物園の歌”の発表・宝さがし・動物園を舞台に作られた絵本の展示・ベニーちゃん(着ぐるみ)と撮った写真で缶バッチが作れるコーナー・子どもたちの描いた動物の絵の展示・なつかしい動物園の写真展・動物園コンサート・動物ものまね大会などを実施する。
また、城クマ弁当やベニーちゃんココアを販売するなど、プロジェクトの活動資金を生み出す仕組みづくりを試みた。
⑧ わかやまフレンズパークプロジェクト報告会 in 動物園
ア)開催日 : 平成21年3月28日(土)
12:00~16:00
イ)来園者 : 1200人
ウ)内 容 :
今年度の活動紹介(写真などをパネルで園内に設置する)のほか、絵本「お城の動物園物語」の読み聞かせ、「動物園の歌」の合唱、「ゆびさしMAP」の配布、第6回市民動物ガイドボランティアを実施。
⑨ 環境学習プログラムの実施
ア)開催日 : 第1回 6月15日(日) 10:00~11:30と13:00~14:30
第2回
7月6日(日)13:00~16:00
第3回 8月26日(火)9:30~12:00
イ)来園者 : 125人(3回の合計)
ウ) 内
容 : お城の動物園の動物を通してその生態だけでなく、ヒトと動物との関わり、環境問題や命の大切さを提起していく。
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その他
「お城の動物園で太極拳」、「お城の動物園で写生会」、「清掃ボランティア」、「お城の動物園でオカリナ演奏」、「七夕イベント“星に願いを”」、「エコ工作」「ボタンアートの作成・展示」など様々なイベントや勉強会を開催した。
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事業効果や成果
イベント参加人数は1年を通して10555人。
マスコミから注目されることも多く、市民の関心も深くなった。
動物園だけでは実施できないイベントを実施することもでき、これは他分野との協働を通してできたネットワークの成果である。
◆ その他
既存の公共施設であり市民にとって和歌山の宝のような存在である“お城の動物園”をフィールドとして、他分野との協働の枠組つくり、行政・市民・学校・企業・NPOとのネットワークつくりなど、自発的なまちづくり活動の活性化を図ることができた。
さらに動物園の動物をきっかけとして、生物や自然環境と人との関わりについて学ぶだけでなく、市民の憩いの場として、また稀薄になりつつある多世代の交流の場としての動物園を市民参加で作っていく可能性を見出すことにつながっている。
取り組みの中からお城の動物園応援隊として市民動物ガイドボランティアが生まれた。この活動は子どもから大人まで幅広い年代層にわたっており、その中でも次世代を担う動物好きな子どもたちの活動はめざましい。子どもたちが伝える動物ガイド内容やメッセージは市民の大きな反響を呼んでいる。
初めて開催した「市民ZOOフェスティバル」は15団体50名で実行委員会を作り企画運営を市民主体で行い、当日5000名を越す参加者はこれまでにない動物園を楽しむことができた。これからもNPOや市民・行政などのネットワークの輪を広げていく。
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