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嘉田氏 KY応援演説 三宅雪子氏より自著PR?

嘉田由紀子代表(左)は著書を取り出しマイペースなアピールを展開。三宅雪子氏(右)も困惑気味?
嘉田由紀子代表(左)は著書を取り出しマイペースなアピールを展開。三宅雪子氏(右)も困惑気味?
Photo By スポニチ

 日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事(62)が6日、野田佳彦首相の地盤、千葉4区(船橋市)入りし、三宅雪子氏(47)の応援演説を行った。陣営が鋭い“野田批判”を期待する中、嘉田氏が野田首相を名指ししたのは約15分間でわずか1回。果ては自著をPRしだす“KY”ぶりに、三宅氏は戸惑いを隠せなかった。また三宅氏は東京8区から立候補した山本太郎氏(38)が10日に応援に入ることを明かした。

 嘉田氏が演説を行ったJR船橋駅前は、野田首相がかつて毎朝“朝立ち”を行った、いわば敵将の本丸。ただ、刺客として戦いを挑む三宅氏が期待した援護射撃は、不発に終わった。

 嘉田氏に先立って演説を行った三宅氏は、野田政権下での消費増税や原発をめぐる政策に触れ、「国民の命をおびやかしたのは野田総理」「政局混乱の責任は野田総理一人にある」などと何十回も野田首相を個人攻撃。聴衆にアピールし、喝采を浴びる場面もあった。しかし、嘉田氏の登場と同時に流れは止まった。

 約15分の演説は、党が掲げる「卒原発」や、女性に優しい世の中づくりなど観念論に終始。「野田」の名が出たのは「野田さんは(関西電力大飯原発3、4号機の)再稼働を決断しました。でも私はまだまだ不安」と話した1回きりだった。

 終盤にさしかかると、「きょう話したことはこれを読めばわかります」と、自著「知事は何ができるのか」をどこからともなく取り出し、聴衆に購読を勧めるなどマイペースぶりは加速。話し終わり、著書を三宅氏に手渡すとすぐ車で去り、聴衆からは、「ここが野田首相の地盤だってこと、理解してるのかね?党代表のあいさつとは思えない」と冷ややかな声も上がった。

 演説後、三宅氏は「正直(嘉田氏に)もっと野田さんのことに触れてほしかったのでは?」との問いに「はい…ハハハ」と思わず苦笑い。すぐ「それは私が十分言いましたから…。嘉田さんは嘉田さんのやり方で強く訴えられた」とフォローしたが、“KY演説”に困惑の色は隠せなかった。

 4日、福島県飯舘村での第一声で有権者が集まらず、報道陣に「有権者の皆さま…」と語りかけた嘉田氏。またしても、どこかピントのずれた部分を露呈した格好だ。

[ 2012年12月7日 06:00 ]

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