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泰然自若

2012-08-29

名古屋のうんざりする暑さから

逃れることが出来たと思っていた、岩手に帰ってきて。

が、今日で13日連続真夏日。学生だった20年前はこんなに暑くなかったよ。そしてなにより、今のオフィスが暑い。毎日気温の上昇具合を見定めたのちに、10時とか11時になってから冷房が入る。

名古屋の11年は、街が暑くオフィスの冷房が寒すぎ、という不快な夏だったが、これから3年も夏は不快となりそうだ。快適に仕事できる夏は、いつやってくるのだろうか。

2012-08-08

別世界3

  • あきれるほどに文書主義、課ミーティングは月に1回15分課長からの通達のみ。
  • 会議の冒頭挨拶から議論の落としどころまで、それぞれのセリフを一字一句事前に起案して決裁したうえで会議にのぞむ。
  • 〜するもの。
  • 独特な用語。調定、調製、復命、旅行、承引。

2012-08-07

三陸沿岸の高台移転は進むわけがない。

東日本大震災津波を受けて、三陸沿岸の町の高台移転の模索が続いている。

が、私は高台移転なんてまともに進まないと思っている。用地が少ないという理由よりもむしろ、住民意識の問題。漁業で食ってる住民は、競って海岸に近い場所に住んできたから。海に、港に、市場に、近ければ近いほど稼げるから。町ごと洗いざらい流し去ってしまう大津波がざっくり50年に1回の頻度で襲来しているにもかかわらず、現に今回も三陸沿岸では海岸にへばりつくように町が発展していた。それはなぜか。津波に飲み込まれるリスクよりも、「今」世界有数の漁場三陸沖へ漁に出て得られるメリットを享受するほうを選んできたから。津波が来ることは誰もが知ったうえで住んできたのだ。

特に数百年に一度といわれる規模の東日本大震災津波を経験した直後の今、もう数十年はこの規模の津波は来ないだろうと腹をくくって、海岸近くに居をかまえて漁に出たい!と思う漁師は多いんじゃないかなと思う。

もし私がまさに今のこの歳で、現地でこの津波に遭遇した漁師だったとしたら、間違いなく海のそばに住んで漁師をすると思う。老いぼれになる頃に大津波が来て命を落とすかもしれないけど、それも運命と割り切って。それまでの間、好きな漁をして人生をまっとうすることができるのだからこれほどすばらしいことはない。