岩手のニュース

陸前高田・奇跡の一本松 根の掘り起こし作業完了

掘り起こされた「奇跡の一本松」の根元部分

 東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の根元部分の掘り起こし作業が6日完了し、県内の業者が防腐処理するため現地から運び出された。
 掘り起こされた根元部分は重さ約3.5トン。クレーンでつり上げ、トラックに積み込んだ。長いところで、根は幹を中心に直径約13.5メートルにわたって張り出していた。
 作業を見守った同市の「高田松原を守る会」の鈴木善久会長(67)は「この根のおかげで津波に耐えられたんだろう」と感慨深げに話した。
 市によると、根元は防腐処理を施した後、県内の別の場所で保存する。
 幹と枝は既に切られ、保存のための防腐処理中で、来年2月末までに元の場所に戻す。根元部分の掘り起こし作業は3日から行われていた。


2012年12月07日金曜日


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