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'12/12/7

二葉山トンネル整備見直しへ



 広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)の着工に広島県と広島市が合意したのを受け、事業主体の広島高速道路公社(中区)は6日、2013年度中に広島高速道路全体の整備計画を見直す方針を明らかにした。

 県と市は、地盤沈下の懸念から住民の反対運動が起きている二葉山トンネルについて、沈下を抑える工法への変更を決めた。これに伴い1〜5号の総事業費は135億円増の3915億円になる。

 公社は14年度に5号の着工を目指す。完成時期は現行の整備計画から4年遅れの17年度中となる見通しだ。公社は変更点を踏まえた新たな計画をまとめる。県議会、市議会の同意を得た後、13年度中に国へ許可を申請する方針でいる。計画の見直しは3回目。

 公社は6日、中区で記者会見し、こうした方針について説明した。高山茂理事長は、不安を訴える地元住民に「長期にわたりご心配をかけた」と陳謝。1号福木トンネル(東区)で地盤沈下による家屋被害が発生したことも踏まえ、来年1月から任期満了の3月までの3カ月間、報酬の10分の1を自主返納する考えを示した。




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