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担当している『家庭教師ヒットマンREBORN!』に加え、『ジャンプNEXT!』掲載分の新人読切×3本、さらに当時は『週刊少年ジャンプ』と共同編集していた、『最強ジャンプ』掲載マンガ×3本で、合計240ページ強のマンガを入稿(原稿に様々な指定を施し、印刷所に渡すこと)した週がありました。通常の入稿量の14倍! セリフの書体や大きさを一つひとつ指定し、デザイナーさんに作品ロゴを作っていただき……さすがに骨が折れましたが、本当に不思議なもので、マンガの入稿・校了だけは、やってもやっても毎度シビれる作業です。
打合せしたものをマンガ家さんが形にし、最後の最後でそれを託されるときの高揚感! 日々の業務は決して楽ではありませんが、マンガの仕事があるから頑張れます。そういう意味では、マンガに関わる仕事は、すべて印象に残っていると言っても過言ではない!……はず。
百貨店に似ていると思います。百貨店って、入っているテナント毎に経営者は別ですよね? あれと似ていて、個人個人の仕事は、ほぼ完全に担当裁量制。自分の担当作品の最大利益を目指して奔走します。その結果、全体(百貨店=ジャンプ)としての売り上げも上がる……という。だから、ほとんどチームプレーが存在しない気もします(笑)。
決して個々人の仲が悪いわけではないのですが、「群雄割拠で下克上」……それがジャンプで働く一番の醍醐味だと思っています!
ジャンプ編集部は、土日休みは結構ちゃんと取れます。休みの日には、とにかく友達と酒を飲んだり、旅行(と言っても国内ばかり)に行くのが大好きです。最近も、山梨県で本格的なアスレチックを楽しんできました。
平日の業務後にも飲みに行くことが多いです。自分が気に入った店を見つけるというのも楽しみの一つですね。「23区に1軒ずつ」を目指しています(笑)。……とは言っても、やっぱりマンガを読んでいる時間が一番多い気もします。 |