アスレチックスが中島に強い関心　ＧＭ、監督が好印象

　アスレチックスが中島に強い関心−。ＷＭ初日の３日、中島裕之内野手（３０）＝西武からＦＡ＝の名前が会場の至る所で飛び交ったが、中でも熱心だったのがア軍。ある球団幹部が「興味を持っていることは確か。彼はメジャーでも遊撃手でいけると思う」とその実力に太鼓判を押したかと思えば、記者会見したメルビン監督も「（獲得するかどうかを）話し合っている。映像で何打席か見たし、いい打者だと思う」と話すなど積極姿勢を示した。

　球団地元紙サンフランシスコ・クロニクル（電子版）も、ビーンＧＭが今オフの課題となっている遊撃手の補強リストにドルー＝ア軍からＦＡ＝と中島の名前を載せたと報道。チームはドルーとの再契約を最優先に考えているが、同紙は補強予算内での引き留めは難しいと指摘、中島優位と言わんばかりだった。

　昨オフにポスティング制度で交渉権を得ながら破談となったヤンキースの名前も、ジーターら三遊間コンビが開幕戦に間に合わない可能性が高いことから急浮上。既に争奪戦に参戦表明しているダイヤモンドバックス、レイズ、ジャイアンツなども含め中島人気が日に日に高まっている。　（賢）