ニュース詳細
焼却熱で発電 最新ごみ処理場完成12月3日 13時13分
K10039147111_1212031312_1212031322.mp4
東京の三鷹市と調布市が共同で作った、ごみを焼却しながらその熱を利用して発電もできる最新式のごみ処理場が完成し、3日からごみの受け入れが始まりました。
調布市に新たに完成したごみ処理場は、三鷹市と調布市のおよそ40万人分の可燃ごみを受け入れ、2つの焼却炉で1日288トンのごみを燃やすことができます。
調布市はごみ処理場の老朽化により、6年前から複数の自治体にごみの処理を依頼してきましたが、新たな施設の完成で自前で処理することができ、収集車が次々とごみを投入していきました。
この処理場では焼却で出る熱を利用した発電施設も備えられ、年間1万2000世帯分の電力を発電することができます。
市では発電した電力の3分の1をごみ処理場で活用し、残りを電力会社などに売ることにしていて、年間3億円以上の収入を見込んでいるということです。
ごみ処理場を管理運営するふじみ衛生組合の荻原正樹室長は「今まで捨てていた熱をエネルギーに変えたいと発電を決めた。大規模施設になるので、複数の自治体が協力して作るごみ処理場は今後も増えていくと思う」と話しています。
環境省によりますと、発電施設があるごみ処理場は全国でおよそ300施設と、全体の4分の1にまで増えてきていて、発電効率も向上してきているということです。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|