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矢板市で最終処分場反対集会
12月2日 21時50分

放射性物質を含む焼却灰などを埋め立てる最終処分場の候補地とされた栃木県矢板市で、市民などおよそ8000人が参加して、計画の白紙撤回を求める大規模な集会を開きました。

栃木県内で発生した放射性物質を含む焼却灰や汚泥を埋め立てる最終処分場の候補地に、環境省は、ことし9月、矢板市の国有林を提示しました。
この計画の白紙撤回を国に求めるため、地元の市民グループの呼びかけで、2日、大規模な反対集会が開かれました。会場となった公園には、候補地がある地区の住民のほか、同じく最終処分場の候補地とされている、茨城県高萩市の市民などおよそ8000人が集まりました。
このなかで、集会を開いた市民グループ「矢板市民同盟会」の小野崎俊行会長は「皆さんの英知を結集し白紙撤回を勝ち取りましょうと」と訴えました。集会には矢板市の遠藤忠市長も参加し、「矢板の将来に禍根を残してはならない。この思いを政府に届けなければならない」と述べ、計画の撤回を求めました。
集会では、最後に「国の候補地の選定を断じて受け入れることはできず、白紙撤回まで闘い続ける」とする決議文を採択しました。
集会を開いた市民グループでは、今月20日には国会周辺でデモ行進を予定するなど、引き続き国に対して計画の撤回を求めていくことにしています。

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