(cache) 移転前提に10年間は現行通り 姫路市立動物園 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  国宝・姫路城内にあり「お城の中の動物園」として知られる姫路市立動物園について、市は10年後の2020年度まで、原則として現在の場所で運営し続ける方針を明らかにした。姫路城跡整備のため約20年以内に移転しなければならず、21年度以降の移転に向け、飼育動物の選定や運営、管理に関する方針を11年度中につくる。 市は、特別史跡姫路城跡の保存と活用を図る基となる「特別史跡姫路城跡整備基本計画」を本年度中につくる予定。動物園を含む城の内曲輪は、近世城郭の保存を基調に城郭の姿の保存、復元を図る方針だ。大正末期‐昭和初期に、旧陸軍が埋め立てた内堀のほか、天守群や櫓などを建築する際、職人が作業した作事場出丸の復元に向け、調査研究する。 一方で、過去の文献や試掘などの調査には時間がかかり、動物園の移転候補地の検討や市民の合意形成を図る必要もある。このため、計画の対象期間である11~20年度は原則、現行通りに運営する方針を固めた。 飼育動物の選定のほか、利用状況や安全性を考慮した遊具の縮小、動物との触れ合いによる体験学習機会、種の保存など調査研究の充実を柱に、運営管理方針をつくる。 動物園は1951年12月に開園し、施設が老朽化。「あり方に関する検討会」は移転存続などを求める報告書を市に出していた。(坂本 勝)
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      【神戸新聞】