誰も知らない仕事中の出来事
いつものように書類をまとめ、
いつものように店を出て、
いつもの抜け道を通って、
通いなれた営業ルートでお客様の元へ向かう道中、
いつもと違うのは車だけ。
その日は青いスイフトの試乗車に乗っていました。
試乗車には、その車が試乗車だと分かるように、「試乗車」と書いたマグネットステッカーを、ボンネットの上に貼っています。
75cm×25cm程の磁石でできた薄いステッカーが、ただボンネットの上に載せてあるのです。
走行し、正面から風を受けると、
飛びます、飛びます、飛びます。
いや、滅多に飛ばないと思いますよ!?
往々にして飛ぶなら対策します!
乗る前に外すとか!
あ~、だからみんな外してたのか・・・
飛んだんですよ。
走行中に。
ビックリしました。
東宇治高校の前の通りを登っているときです。
ちょうど下校時間の16:30頃でしょうか?
ヒラッ。
何だったんだ今のは!!?
すぐさまバックミラーで後方を確認します。
何かがドサッと地面に落ちました。
意味が分かりません。
なんだなんだ??
えっ、俺か?
2,3秒考えてひらめきました。
運転席からボンネットを覗き込むと、無いんです。
ステッカー。
ひらめきは確信に変わりました。
俺だ。
と同時に、言い知れない羞恥心。
車をとめて、降りて、取りに行って、車まで戻らないといけない。
下校時間ですよ。
女子高生がたくさん歩いてます。いつも目がお世話になってます。
その女子高生たちから見れば、
青い車が走ってきて、
何か落として、
先でその車が止まって、
中から営業マンが走ってきて、
落としたものを拾って、
そのまま走り去っていく。
無理無理~、恥ずかしすぎませんか?
走って取りに行く途中でこけた日には目も当てられない状況になります。
仕方ない。と、半ば開き直り車を止め、虚ろ気に落し物の方向に目をやると、
再び登場↓
すでにステッカーはこっちに向かって走ってきています!
少年の腕の中で。
代わりに拾ってくれたんですよ!
中学生ぐらいの少年が!
暑くて汗まみれなのに、走って持ってきてくれていました。
私には少年が輝いて見えました。(少年は、汗が夕日に照らされてキラキラ輝いていました。)
少年「落としましたよ!」
私(いや~そうなんですよ~・・・)「あっ、わざわざありがとう!」
少年は無言で去っていきました。
その少年のお陰で、
はたからみても心温まるストーリーになりました。
いやぁ~、助かったよ!
ありがとう、少年!
ということで、車に乗るその前に、
やってますか?安全確認。
落下物は落とし主の責任ですって、高速道路に書いてありますよね!
この人はこの先大怪我をしますね。
そうなる前に、出来る部分はご自信で、出来ない部分は我々にお任せ下さい!
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