和毅ＫＯ勝ち！山中に挑戦状「来年は世界。一発で獲る」

４回、ピーニャス（左）から２度目のダウンを奪う亀田和毅 Photo By スポニチ

　和毅は４回の猛ラッシュで決着をつけた。こん身の左ボディーがピーニャスのボディーにさく裂。この試合２度目のダウンを奪うと、元フィリピン・バンタム級王者は立ち上がることができなかった。

　過去２７戦で一度もＫＯ負けのない相手に土をつけても、和毅は涼しい顔。次のターゲットとしてＷＢＣ世界バンタム級王者の山中慎介（３０＝帝拳）の名前を挙げ「強いヤツとやって認めてもらいたい。日本で一番強いのは山中。そういう相手に勝って、周りを黙らせたい」と宣言した。

　興毅は１９歳、大毅は２１歳でベルトを巻いた。来年７月に２２歳を迎える和毅も、止まってはいられない。「来年は世界だけ。そのときは一発で獲る。７月か８月にできたらええな」。もう視界には頂点しか見えていない。