金沢市議会は臨時議会を開き、岩手県宮古市が抱える震災廃棄物の漁具・漁網5000トンを受け入れることを決めました。震災廃棄物の受け入れをめぐっては、金沢市が今月、岩手県宮古市の漁具漁網の試験搬入を行って安全性を確認したほか、埋立処理施設の周辺町会や有識者などでつくる審議会も受け入れを認めています。これを受けて山野市長は岩手県宮古市の漁具・漁網約5000トンを来月から1年かけて受け入れ、埋め立て処理する方針を表明し、市議会で審議するよう求めていました。30日に開かれた市議会の臨時議会には受け入れにかかる費用1040万円を盛り込んだ補正予算案が提出され、審議の結果、賛成多数で受け入れが認められました。金沢市は今後、岩手県と協定を結び、来月中旬にも本格的な受け入れを始める方針です。
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