国際ボイジャー1号、太陽系境界に到達 35年間飛行の惑星探査機2012.6.16 11:28

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ボイジャー1号、太陽系境界に到達 35年間飛行の惑星探査機

2012.6.16 11:28
太陽系の一番端の部分に到達したボイジャー1号のイメージ図(NASA提供・共同)

太陽系の一番端の部分に到達したボイジャー1号のイメージ図(NASA提供・共同)

 米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は15日までに、35年前に打ち上げた探査機ボイジャー1号が太陽系の一番端の部分に到達したことを明らかにした。まだ境界は越えていないが、近く人工物体として初めて太陽系の外に出る見通しだ。

 境界の内側の領域には、太陽から出た粒子の流れ「太陽風」が吹き、地球上の生命を脅かすような高いエネルギーを持った宇宙線が太陽系外から入るのを防いでいる。

 ボイジャーは地球から178億キロ離れた位置を飛行中。送られてくるデータを分析した結果、宇宙線の量が急増しており、境界に近づいていることが分かった。

 ボイジャー1号は1977年に打ち上げられた無人惑星探査機。プルトニウムの崩壊熱を利用した電源を使っており、2025年まではデータを送信し続けることができるという。(共同)

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