WBA世界バンタム級王座統一戦の公開前日計量が3日、大阪市内で行われ、王者の亀田興毅はリミットいっぱいの53・5キロで一発パス。一方、挑戦者のウーゴ・ルイスは1回目に200グラムオーバー。3度目の計量でようやくパスし、明暗を分けた。
興毅が快調、というより、“快腸”ぶりをアピールだ。計量を一発でパスし、水分を飲み干すと、さわやかな顔でこう言った。
「今回は減量がうまくいった。1回も絶食しなかった。昨日の夜もパン、ヨーグルト、納豆巻きを食べたから。昨日、夕食前に、大きなウン○が出たからな。その分、食べられたんや。そうやな、500グラムぐらいかな」
読者のみなさんには、朝っぱらから尾籠(びろう)な話でまことに恐縮至極だが、減量中のボクサーにとって、腸の調子は切実な問題なのだ。「減量期間は水分を取れへんから、どうしても便秘になってしまう。以前、10日間出なかったこともある。だから食べられなくなるんや。でも、今回はなんでか調子よくて、先週は週に4回、先々週は毎日やから。その分、食べられた。俺はやっぱり、ウン持ってるな。ハハハ」。その後も“ウ”の字を連発した。
9月に長男が誕生し、子育てしながらの減量。「以前は冷蔵庫の中を見ては、何を食べようかとかばっかり考えていたけど、今回は子供の顔を見たり抱っこしたり、風呂に入れたりしていたら、減量中も気が紛れた」。子育てもコンディション作りにプラスに働いたようだ。
3度の計量でやっとパスしたルイスには「油断せんようにせんと。どっちが強いか、リング上で証明されるよ」と自信満々。スッキリ快勝といきたいところだ。 (竹下陽二)
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