パドレス、松坂獲りに前向き　ＧＭがパ軍ＯＢ大塚氏から情報収集

　パドレスの「Ｄｉｃｅ−Ｋ」取りへの熱意は全く衰えていなかった。ＷＭ開幕前日の２日、会場のホテル入りしたパ軍のバーンズＧＭ（４２）は「われわれはまだ先発投手を必要としており、松坂についても検討している」とあらためて松坂大輔投手（３２）＝レッドソックスからＦＡ＝の獲得に向け、前向きな姿勢を示した。

　また、同ＧＭは「松坂の代理人（ボラス氏）とも既に交渉機会を持った。われわれの予算は限られているので松坂側がどういった要求をしてくるかが問題となってくる」と“あとは相手の出方、契約条件次第”と言わんばかりだった。

　パ軍の松坂取りについては先日、球団地元紙が「サンディエゴ（パ軍本拠地）で再出発するのは、いいアイデアだと思う」という松坂のコメントでパ軍入りに乗り気であることを紹介。同ＧＭも「大塚もサンディエゴで成功しているし、日本人投手にとって投げやすい場所であると思う」とプレー環境の良さをアピールした。

　成功例として名前を挙げられ、今もサンディエゴに自宅がある大塚晶則投手（４０）はこの日、電話取材に「サンディエゴの住民として街を盛り上げてほしいし、チームを強くしてほしい。パドレスに来るのならば、全力でサポートする」と松坂のパ軍入りを後押しした。