神戸ルミナリエ、障害者招待　特別点灯、寒空に輝く

　阪神大震災で犠牲になった人々を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」の６日の開催に先立ち、障害者を招いて特別点灯する「ハートフルデー」が４日、神戸市で開かれた。

　会場の同市中央区の公園「東遊園地」で午後６時半に点灯されると会場は拍手と笑顔に包まれ、寒空に輝くイルミネーションの幻想的な世界で招待客を魅了した。

　会場では熱いコーヒーが振る舞われ、招待客の体を温めた。

　兵庫県伊丹市の楠幸子さん（７８）は震災で大切な友人を亡くし、当時を思うと今でも涙が出ると振り返りながら「東日本大震災の被災者は大変だが希望を捨てずに復興に励んでほしい」と話した。