僕は有名人ではありません—「有名レベル」を1〜3で考えてみる

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2012/12/04


たまに「イケダさんは有名ですよね」みたいなことを言われるのですが、謙遜とかではなく、まったくそんなことはないと思っています。


有名レベルを1〜3で考える

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レベル分けするとこんな感じでしょうか。

僕がみなさんに「有名ですよね」と言われるのは、せいぜいレベル3か、レベル2の話です。確かに僕は「ソーシャルメディア関連では」「ブロガーとしては」有名かもしれません。が、それは特定のクラスタの中の話であって、外の世界では「誰こいつ?」というレベルです。

もう少し有名レベルが高まると、学生時代の同級生が、「あいつ今有名らしいぜ」と認知してくれるレベルになります。地元に帰ると「この間雑誌で見たよ!」と友だちからいわれる程度の有名度合いです。メディアにたまに出たり、書籍を出版するとこのレベルに達するでしょう。

レベル3は、テレビしか見ないような、町行くおばちゃんですら自分のことを知っている状態でしょう。これが最高レベルだと思います。レベル2とレベル3には大きな境目があり、メディアにたまに出る、書籍を出す、その程度ではレベル3に到達できません。世の中にはたくさんの著者やコメンテーターがいますが、その99%以上を僕らが認知できないことと同じです。


レベル2とレベル3の差はでかい

勝間和代さんが「有名人になるということ」の中で書かれていますが、『「特定のセグメントの人に知られている」ということと、「不特定多数の人が知っている」ということは雲泥の差』です。

レベル2とレベル3では、実生活上のデメリットのレベルも変わってくるでしょう。例えば、まったく車が走っていない道路を徒歩で信号無視をしただけで、「あいつが信号無視していたぞ!」とツイッターで糾弾され、炎上するかもしれません。とりわけ日本は監視の目がきつい社会だと思うので、かなり生きづらくなるのではないでしょうか。

僕はとりあえず、レベル3は目指さない方向で考えています。テレビなどに出ることがあっても、「たまに」に抑えたいと思います。レベルが一度上がってしまうと、なかなか元のレベルには戻らないので、慎重にコントロールしたいところです。


そんなわけで「有名レベル」について考えてみました。パーソナルブランディングが容易な時代ですし、何かの参考になれば幸いです。


関連本はもちろんこちら。勝間さんの本の中では個人的に一押し。これはちょっとテイストが違います。