中国国営の中央テレビは15日夜、30分間のニュースを2時間に延長し、習近平(シーチンピン)・新総書記を中心とする新体制の発足を伝えた。人民大会堂のサッカー場ほどの広さがある赤いホールで、胡錦濤(フーチンタオ)・前総書記から笑顔で職を引き継ぐ様子を放送。国内メディアは「トウ小平(トウは登におおざと)氏が1997年に亡くなった時以来の長時間ニュース」(財経網)と伝えた。
ただ、最高指導部の7人を含む政治局員の略歴の読み上げが1時間半近くに及んだ。その間、赤い背景に顔写真と名前が映し出された画面は静止したまま。インターネット上では「退屈だ」などと書き込まれた。(北京)