事件官邸側が強引介入「首相の意向」何度も訴え 東電、テレビ会議映像を追加公開2012.11.30 22:29

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官邸側が強引介入「首相の意向」何度も訴え 東電、テレビ会議映像を追加公開

2012.11.30 22:29 放射能漏れ
報道機関に公開された東京電力の社内テレビ会議映像。左上は東京本店、右上は福島第1原発免震重要棟の様子=2011年3月17日(東京電力提供)

報道機関に公開された東京電力の社内テレビ会議映像。左上は東京本店、右上は福島第1原発免震重要棟の様子=2011年3月17日(東京電力提供)

 東京電力は30日、福島第1原発事故発生直後から記録している社内テレビ会議映像のうち、未公開だった約336時間分を報道関係者に公開した。映像公開は今年8月に続き2回目。今回は、高濃度汚染水が海に流出した経緯や、原子炉建屋への放水作業をめぐって官邸サイドが強引に介入する様子が明らかになった。

 映像では、第1原発の吉田昌郎所長(当時)が、4号機燃料プールへの放水指示の手順書がないことに反発。「ないの、そういうの。ただ水入れりゃいいと思っていたのかよ。周りでわれわれみてんだぜ、爆発したら死んじゃうんだぜ」と、本店に怒りをぶつける様子もあった。

 国内外から批判を受けた汚染水の海洋放出では、たまり続ける水に苦慮した吉田所長が「何らかの判断をしていただかないと。水の処理が喫緊の課題です」と本店に決断を迫ったとみられる場面もあった。

 東京消防庁の放水作業では、受け入れ態勢の不備から作業の延期を主張する現場の意向を振り切り、官邸サイドが「菅直人首相からの意向」を何度も訴え、暗闇の中での作業を押しつける場面が見られた。

 公開されたのは昨年3月16~23日と30日~4月6日の映像。プライバシー保護から、一部役員を除く社員の声と画像に処理が施された。3月11~15日の約150時間分は今年8月に公開。残る3月23~29日、4月6~11日までの計約312時間は来年1月下旬に公開予定という。

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