偽装結婚を仲介したとして、大阪府警国際捜査課などは１９日、元毎日新聞販売所所長、進藤良成（よしなり）容疑者（５１）＝大阪市中央区瓦屋町２＝とフィリピン人の女ら計６人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで逮捕、起訴するなどしたと発表した。進藤被告は０８年以降、フィリピン人の女２人から約９２０万円の報酬を得ていたといい、「偽装結婚がもうかると思ったのでやった」と容疑を認めている。

　府警などによると、進藤被告は０８年１０〜１１月、元新聞セールススタッフ（６０）と元販売所従業員（６５）の男２人をフィリピン人の女２人とそれぞれ偽装結婚させたとされる。女２人はフィリピンパブでホステスとして働き、月収二十数万円を得ていた。進藤被告がその半分近くを報酬として受け取り、一部を女２人の生活費などに充てていたという。進藤被告の妻もフィリピン人だが、正式に結婚している。【村上正】

　毎日新聞大阪本社代表室の話　弊社の取引先である販売店の元所長と元従業員が逮捕されたことは誠に遺憾です。