Team Eye maskは、一次創作を目的としたプロジェクトユニットです。 現在はHybrid Mini-novel Seriesを中心に活動をしています。
Hybrid Mini-novel Series Project Ⅲ
[ストーリー]
現代とは少し位相のずれた未来
世界全体が絶望という病に侵され誰も彼もが未来を見失う…
そんな時代に突如謎の生命群「幻想種」が現れる
その新たなる邂逅はヒトを絶望から癒すかのように思われた
主人公の「僕」は「幻想種」研究の第一人者。
「幻想種」の生態の解明をするべく彼らを召喚する実験を試みるところから物語は始まる
ＱＡと呼ばれる量子コンピュータによって構成されたバーチャルな空間に
「幻想種」の一種「情報生命体（＝イリュ）」を召喚、対話を試みる…
物語は閉ざされた空間での対話…
序盤は主人公の一人語りによって進行
ヒロインである人工生命体に隠された秘密を解き明かすのが目的
背景は単色の白黒で表現される
ヒロインと出会える異空間では白を
仲間との対話が可能なクールダウン中は黒のイメージ(※画面は開発中の物です)
今回の実験の主任研究者
年齢不詳の外見で陰のある青年にも、初老に至るくらいにも見える
中肉中背
やり手の研究者らしく人あたりがよく人の使い方というものを心得ているが
娘を喪った精神的外傷が心の奥深くに刻まれているため、時折不安定になることも。
イリュの研究における第一人者
幻想種の召喚プログラムを得た彼は
それを実現させるために軍の協力を得て実験を行おうとしている
情報生命体とはその実、架空の存在に極めて近く通常、人間には認識できない謎の多い存在であり
「僕」たちの研究対象でもある
壁の中の世界において少女の姿をしているが実際の姿は不明。
声を発することは出来ないが唄のようなもので「僕」とコミュニケーションをとろうとする
※クァレ（quale）とはクオリア（qualia＝感覚質）の単数系
心理学・言語学のスペシャリストでもある
今回の実験では更にタイムキーパーも兼ねている
冷静沈着で真面目。
客観的に「僕」をサポートする。
ジョーンズとは相性が悪いが、諍いを起すことがマイナスになるのは分かっているので
下手なジョークなどは大概は黙殺する実験のスポンサーとなった軍の関係者で
今回の実験の監視の意味も含めて実験に参加しているが
基本的に幻想種の兵器流用に関しては懐疑的
クールに見えるが実は優しい心の持ち主。
ジョーンズの少女趣味はそんなに嫌いじゃない…らしい
「…了解です。厳しく行きますのでどうかお覚悟を」
ヘーゲンベルトの召喚プログラムに手を加えるなど技師としての能力はかなりのもの。
ＱＡの構成全般は彼の手によるものでクァレとのコミュニケーションの一助を担う
ノリが軽いラテン系で、口癖は「流石は先生」
実はロマンチストで少女趣味
「俺だってそんなことはわかるけどよ、でも人間には感情ってもんがあるだろうが…」