[ストーリー]
abend EDEN
宵闇の楽園。
ABnormalEND EDEN。
不意に終わる楽園。
少女は永遠を生きる。 牢獄のような楽園で。 だがその仮初の永遠が終わる時、 一つの世界もまた終わろうとしていた…
現代を生きる吸血鬼の少女が 次元の狭間を生きる魔女とであった時 一つのパラダイムが終わりを告げる
Team Eye maskは、一次創作を目的としたプロジェクトユニットです。 現在はHybrid Mini-novel Seriesを中心に活動をしています。
金髪妁眼
見た目は西洋人形じみた少女
華美な服装は好まず(目立つから)
年相応といった服装を好む(目立たないから)
不死者の主としては威厳を保つ相応の格好を、とディヴァから口煩く言われもするのだが
常にどこ吹く風。
最近の安価なレディメイドも悪くない、とは彼女の言
丈に似合わぬ長い歴史を持つ
その格は非常に高く、自らの力で産み出した他の不死者を平伏させるだけの能力を持つ
齢を重ねているため見た目に似合わず達観した性格
自然発生的に生まれた吸血鬼の「伝承」をバックボーンにした異形
かつては不死者の群を束ねていたが
ある事件により反旗を翻され(というより戯れに一方的に叩き潰した為に)
追われる立場になっている
夜の王たる力を持ちながらも
驕ることなく夜の闇を慎ましやかに現代を生きる吸血鬼。
携帯もPCも人並み以上に使いこなせる
かつての吸血鬼組織「城」からの追っ手と
宗教組織のハンターたちと鬼ごっこをしつつ
自らの趣味と実益(エネルギー補給)を兼ねて
自殺志願者を探し出し、諭した上で(もしくは軽く洗脳した上で)
その血を僅かばかり貰うことを繰り返している
吸血鬼、とは言うものの
実際には伝承によってその姿を歪めた人間の亜種。
なので実際に魔法を使えるわけではない
マリス曰く「吸血鬼と言うよりは血液生命体に間借りされてる人間」
「エレガントに、そしてエコに。現代を生きる吸血鬼の志はかくも高いのよ」
黒髪黒目
背丈は年齢相応より少し小さい
これといった印象を他人に与えない平凡な少年。
主人公。
何度も死にそうな目にあったのだがそのたびに生き残り
挙句、自分が不死の運命にあるのではないのかと考えている
その考え方は一般的に見て不思議くんにしか思えないのだが…
何の為に生きているのかを見失い
自分の存在価値、あるいは存在意義を確かめる為に
自ら命を絶とうとしていた所でマリスと出会う
事情を聞いたマリス曰く
「お前という存在を死なせないために私がここに呼び寄せられたのかもしれない」
と言わしめるほど。
絶対に死なない運命になる為に世界の法則すら歪めて命の手綱を引き寄せる…らしい
それ以外のことに関しては全くの一般人以下。
黒髪黒目
年齢不詳だが見た目は30代程度
女性らしからぬ長身
伸ばした黒髪は腰まで届くほど
磨けば綺麗になりそうな素材は揃っているのだが
自分にあまりにも無頓着なせいでまったく持って野卑そのもの
マリスらを追う孤高のハンター。
紫煙を燻らせ、ロングコートを風になびかせるその姿は
まさに現代を生きる魔女。
彼女はその手の業界にはあまりにも有名。
神出鬼没を絵に描いた様な存在で
依頼された仕事は完全にこなす、と言われている
実際の彼女は面倒臭がりでズボラなのだが。
主な武器は拳銃。特にこだわりは無く当たればいいらしい。
そもそも使う気もあまり無い
彼女は異形ではない。ただ世界との繋がりの力、「干渉力」を
人のそれとは比べ物にならない位に内に秘めているだけの存在。
傍から見ると「ただ運がいいだけ」にしか見えないが
仕事は確実にこなされるので何かとタチが悪い
彼女自身は知らないのだが異相世界の同位存在を渡り歩くことが出来、
自己の不利益を無限に広がる他の事故と交換することが出来るため
彼女は絶対に不幸にはならない
今回はある目的を持ってマリスを追っているようなのだが…
「この世界での私はどうにも有名すぎる」
その格好から逆に目立つようにも思われるが
彼女にとっては現代もなお常在戦場。
常にマリスを守る事が全てにおいて優先する
扱う武器は主にヴィオラの弓。
その為、常にヴィオラのケースを携帯している
あと普段身に付けている十字架。
マリスの忠実なる僕。
始祖の直系であり、また元が優秀なハンターだったこともあり
最早人間という枠を外れた強さを持つ
表向きマリスにとっては万能メイド兼執事兼楽師の扱いでしかないが。
元々は敬虔なる使徒であったが
マリスに吸血された事で不死者となる
神に見放されたと考えた彼女はマリスを討ち果たさんと
幾度と無く殺害を試みるも失敗。
最後に自害をしようとした所をマリスに諭され、彼女に傅く
以来、永遠の無聊を慰める不変なる忠僕となる
「主上、貴方という方は…」