【連載】WEBラジオ訪問記：第8回「ラジオドリームクラブ」最終回レポ＆水橋かおりさん・後藤邑子さんインタビュー

--まず、最終回収録の感想をお願いします。

水橋さん：メールを本当にたくさんいただいて紹介し切れなかったのが残念なんですけど、いい最終回を迎えられました。本当にありがとうございました。

後藤さん：みんなからいただいたメールが「今まで何で出し惜しみしてきたの？」というぐらい、嬉しいメールや面白いメールが本当に大量に届いて、ピュア紳士のパワーを感じました。改めてこの作品とともにラジオが愛されていたことを実感できて嬉しかったです。

--ラジオでは初期のころに、又吉さん（ナオ役の又吉愛さん）や原田さん（るい役の原田ひとみさん）に対して特徴的な愛称をつけて定着しましたが、それについてはいかがですか？

水橋さん：もともとセッちゃんは、人のことを勝手にあだ名をつけて喋るキャラクターなんですね。もうそのノリでついてしまったということで、全てはセッちゃんが悪い…いや、セッちゃんのおかげです！（笑）。

--公開録音も何度か実施されましたが、それについてはいかがでしょう？

水橋さん：公開録音のいいところはお客さんの反応がリアルにわかるところなので楽しかったです。ただ、仕方が無かったんですけど邑子ちゃんと一緒にやりたかったです（※2011年7月実施の公開録音で、後藤さんが急病のためお休みとなった出来事がありました）。結果的にはいろんな方とご一緒させていただいく機会に恵まれて、それはそれで面白かったです。

後藤さん：こんなチャンスなかなかないので残念な気持ちがあります。そしてありがたいぐらいのピンチヒッターのみなさまに出ていただいて、本当に恐縮でした。

水橋さん：お客さんもすごく「ドリームクラブ」を好きでいてくれているのを感じました。それに、お休みにもかかわらず邑子ちゃんのファンの方も結構来てくださって一緒に笑ってくれたりもして、嬉しかったです。

--ラジオでも触れられていましたけど、先日の「ドリームCライブ2011」について改めて感想をお願いします。

後藤さん：ライブは集大成としてやれたらいいなと私たちも思っていましたし、ゲームを遊んでくださってたり、ラジオを聴いてくださっているみなさんも待っていたことだったと思います。全員集合でのライブは、人数も多くみんな忙しいメンバーだけに実現は難しいんじゃないかなと思っていたんですけど、全員揃うまで粘って待ってくださってた制作スタッフのみなさんのおかげでもありますし、ずっと心待ちにしてくださったみなさんがいたから、そしてあのタイミングだったからこそ、客席とステージがお互いに「待ってました！」と、同じ熱量を持って気持ちがひとつになって盛り上がれたと思います。全員集合してのリアルドリームクラブを再現してライブができたことは、すごく嬉しいですし、きっと忘れられない思い出です。

水橋さん：すごくいいタイミングでライブができたなと思います。いつかはやりたいという気持ちはあったんですけど全員揃うのは無理だろうと思っていただけに、叶えてくださったたくさんの方々に「本当にありがとうございます」とお礼を言いたいです。ひとつだけ残念なのは、このライブを私がお客として見ていないということです（笑）。

後藤さん：それは私も残念でした。舞台袖ではなく真正面から見たかったです。

水橋さん：どうしようもないんですけど「どうして私はもうひとりいないんだろう」と思うぐらい本気で残念でした。もうひとりの私が生であのライブを見ていたかったです。そして作り手で客観的に見なくてはいけない立場の私たちが、そう思わせてくれるようなコンテンツはなかなか無いと思いますので、貴重な経験をさせていただいてありがたいと思いました。

--ライブでは、ご本人だったりキャラクターよりだったりという境目があまり見られなかった印象を受けたんですけど、どのような立ち位置で望まれたのでしょうか？

水橋さん：私は、素の私とキャラクターが違いすぎることが多くて、表に立つときに「どうしたらいいんだろう」と考えることは他の作品でもあります。こと「ドリームクラブ」に関しては、かなりキャラクターに寄せて…というよりは頼っています。逆にそれが無かったら、あれだけの人数の前に立って歌を歌うなんでできないです。セッちゃんというものがあるからできるんですけど、だからといって”作っている”というのとも違うんですが…この感覚と説明が難しいですね。

後藤さん：3次元の自分が、あんなにかわいいキャラクターになれるわけがないけれども、みんなの前でステージに立つときに、みんなが持つ「ドリームクラブ」の世界観に染まっていたいというのはありますね。

水橋さん：素の自分だと照れてしまって歌えなくなるしそっけなくなってしまうと思うのですが、それはみなさんに失礼だろうと。セッちゃんはそういうところがないので、力を借りて大正解だったと思います。それもこのラジオで、初期のころにセッちゃんの力を借りて喋っていた経験があったからこそですし、ライブに立っていたのは私というよりもセッちゃんだと言っていいと思います。

後藤さん：私は、理保の声はあまり作ってないので歌うとスッと理保に入っていけるんですけど、声援が「理保！」ではなく「ゴトゥーザ様！」となっていると、すぐに自分が帰ってきてしまいます（笑）。

水橋さん：私が思うに邑子ちゃんのすごいところは、キャラと自分が上手い具合に融合して新しいものが生まれてくるところです。

後藤さん：理保は、昔はもうちょっと正統派だったんでんですけど、私と融合したがために…。

水橋さん：最初は2次元だったけど、キャラとしての膨らみが出たかなと。

後藤さん：すごく幅のあるキャラクターになった。

水橋さん：まさに2.5次元になったと（笑）。

--最後にラジオを聴いてくださったみなさんにメッセージをお願いします。

後藤さん：もう感謝の言葉しかないです。「ドリームクラブ」を愛してくださる方は温かいです。個々にお目当てやお気に入りのホストガールが絶対にいると思うんですけど、他のホストガールもみんな好きという目線で見てくれるというのが嬉しいです。ライブでも全ての曲でノッてくれましたし、ラジオでどのゲストが来たとしても温かいメールがたくさん届きましたし。みんなをひっくるめて愛してくれるんだなということを実感したラジオでした。私はかおりんが言った「この終わり方はかっこいい」というのがすごく好きで、こうやって終わったということを覚えておいてほしいと思います。ただラジオは終わっても「ドリームクラブ」は、お家に帰って電源を入れればいつでも行けますので、終わりではないです。これからも「ドリームクラブ」を愛してください。

水橋さん：全部好きでいてくれることは、どんだけありがたいことかということを実感した番組でした。あとお客さん同士の仲がすごくいいというお話は、メールでもたくさんいただきました。イベントの後に集まってワイワイとしているのもすごくいいなと思って、ピュアな人たちが集まったんだと感じています。ラジオは終わっちゃいますけど、「ドリームクラブ」は電源入れれば遊べますし、それを通じでみんなで集まれるようなことがあったり、なにかのきっかけになってくれると嬉しいなと思います。ありがとうございました。

　なお、後藤さんがお休みした「ラジオドリームクラブ」公開録音の振り替えイベントとなるサインお渡し会が、10月15日（土）にアニメイト横浜店、10月16日（日）ソフマップ なんば店 ザウルス1 ソフト館にて開催されます（両店舗とも集合時間が13時30分、集合〆切13時50分、開始時間14時予定）。なお、こちらは公開録音時に配布された「サインお渡し会参加チケット」を持っている方のみが対象となっています。詳細は＜音泉＞にて掲示しているので、チケットを持っている方はそちらを確認してください。

　そして、これまでのラジオ番組に録り下ろしラジオを収録したラジオCD「ラジオ Dream C Club」は現在vol.6まで発売中。vol.7以降も発売を予定しており、録り下ろし用のメール募集などの告知があるかもしれないので、今後も＜音泉＞のほうをチェックしてください。

　また、水橋さんと後藤さんの寄せ書きサイン色紙を1枚いただきましたので、読者の方にプレゼントいたします。プレゼントページよりご応募ください。たくさんのご応募お待ちしております。

インターネットラジオステーション＜音泉＞
http://www.onsen.ag/

（C）D3 PUBLISHER