大手電力会社が出資するクリーンコールパワー研究所(福島県いわき市)は3日、従来の石炭火力発電より高効率の「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の商用運転を来年4月に始めると発表した。2007年9月から始めた実証試験を予定通り来年3月に終え、出力25万キロワットの実証機をそのまま商用機に転用する。
設備の信頼性や経済性を確認できたとしている。現在発電した電気は東京電力に販売しており、商用化後も継続する。
IGCCは石炭からつくったガスでガスタービンを、排熱でつくった蒸気で蒸気タービンを動かし、それぞれ発電する仕組み。従来の石炭火力より発電効率が高く、二酸化炭素(CO2)の排出量も約2割減る。
実証機は、東電や東北電力が出資する常磐共同火力(東京・千代田)がいわき市で運営する火力発電所内にある。3日、同社がクリーンコール研を来年4月1日付で吸収合併し、商用運転を担うこともあわせて発表した。
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